孝子・毒婦・烈女の力―近代日本の女子教育

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784881646243
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3037

内容説明

“孝子”はどこへ向かったのか。“毒婦”はどのようにつくられ、なぜ生き延びたのか。孝子説話や毒婦ものの分析から、近代日本における女子教育の諸相を解明する。

目次

1 “孝子”の系譜(揺れ動く教育制度;愛知県下の女子教育;「愛知県第一高等女学校」と「読本」;「読本」から「忠孝」の学校教育へ;明治版の孝子譚;「孝子」から「烈女」へ)
2 “懴悔”という教育(近代化のなかで;“島津お政”の「懴悔芝居」;“絶世悪婦”から“毒婦”へ;“毒婦”の行方;“蝮のお政”の登場;“花井お梅”の評判;女子教育としての“毒婦”)
3 未来へ向けて(「読本」研究から提起された問題;“遊び”における学び;「潜在的カリキュラム」という問題;「一人前」の育成;“学校教育”の限界)

著者等紹介

眞有澄香[マアリスミカ]
同朋大学文学部・同朋大学大学院人間福祉研究科教授。國學院大学大学院兼任講師。神奈川県生まれ。実践女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。東京学芸大学大学院博士課程修了。博士(教育学)。私立大西学園高等学校教諭、国際日本文化研究センター共同研究員、東京学芸大学・國學院大学などの非常勤講師を経て、現職。日本ペンクラブ会員(電子文藝館委員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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