内容説明
夜空の星々からちいさな鳥や虫たち、あらゆる生き物への賢治のあたたかな眼差し。耳をすませてすべての“命”を慈しむ宮沢賢治の心の声を聴いてみる。
目次
「雁の童子」―その二人の語り手
「よだかの星」―ひとすじの物語
「烏の北斗北星」―地上の“祈り”と天空の“ひかり”と
「フランドン農学校の豚」―残酷物語
「オツベルと象」―“十一月”の物語
「シグナルとシグナレス」の回路
著者等紹介
遠藤祐[エンドウユウ]
1925(大14)年11月東京に生まれる。1950(昭25)年3月東京大学文学部国文学科(旧制)卒業。岩手大学学芸学部助教授、フェリス女学院大学文学部・聖心女子大学文学部・昭和女子大学大学院文学研究科各教授を歴任。日本キリスト教文学会役員、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。