内容説明
社会的、文化的視点を大胆に導入、文学という枠に限定することなく横断的に論を構築、生命感溢れる三浦綾子作品の本質に迫る。
目次
1 文学のコラボレーション―三浦文学の現場
2 総力戦後の文学―三浦文学の成立と展開
3 クリスチャン作家―三浦文学に見る宗教と文学
4 メディア作家―三浦文学とメディア
資料(「旭川アララギ会々報」における三浦(堀田)綾子の短歌その他
「いちじく」における三浦(堀田)綾子
『氷点』(朝日新聞応募原稿)関係資料)
三浦綾子・略年譜
著者等紹介
上出恵子[カミデケイコ]
1952年神戸市に生まれる。1980年関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期日本文学専攻後期単位取得満期退学。現在、活水女子大学文学部教授。日本近代文学専攻。夏目漱石、山本周五郎、また女性作家や児童文学関係の研究論文がある
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