内容説明
霜月の竜巻寺にて、清津国の領主・唐沢靖匡は墓参の折に、都から下ったと思しき麗人と所縁の女達と邂逅をはたす。これを機に、それぞれの運命は大きく動き出す。戦乱の世に姫君の侍従の役にあたる「花守」と、姫君二人を取り巻く人々の間で、めくるめく長編歴史ファンタジーが展開される。その第一巻が華麗なる幕を開ける。この物語は、祖国から離れて遠く中国へと渡り、やがて再び祖国の土を踏むも戦禍にて灰燼に帰す。しかしそれは、口伝により言の葉に連綿と生き続けていた。
霜月の竜巻寺にて、清津国の領主・唐沢靖匡は墓参の折に、都から下ったと思しき麗人と所縁の女達と邂逅をはたす。これを機に、それぞれの運命は大きく動き出す。戦乱の世に姫君の侍従の役にあたる「花守」と、姫君二人を取り巻く人々の間で、めくるめく長編歴史ファンタジーが展開される。その第一巻が華麗なる幕を開ける。この物語は、祖国から離れて遠く中国へと渡り、やがて再び祖国の土を踏むも戦禍にて灰燼に帰す。しかしそれは、口伝により言の葉に連綿と生き続けていた。