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- > 日本の哲学・思想(戦後思想)
内容説明
丸山眞男と吉本隆明の思想、その特質と営為を二十世紀後半の思潮と、日本近現代の困難の中に追う!ヘーゲル、マルクス、サルトル、マルクーゼ、アルチュセール、フーコー、デリダ、ドゥルーズ、ガタリ、ボードリヤール、等に言及しつつ、同時代の思考者として、丸山・吉本思想を考察する。他、精神史的問題意識と状況論的視座からの力作三篇を収録。『ドストエフスキー白夜の詩魂』の著者による思想論。
目次
1 丸山眞男と吉本隆明―回想風思想論(四〇年代~六〇年代;六〇年代~七〇年代 ほか)
2 日本的思惟の様相(詩歌論における思惟の様相(荷田在満、賀茂真淵、本居宣長、藤原惺窩、荻生徂徠、熊沢蕃山、伊藤仁斎などにふれて)
渦動する思惟と整序する思惟(松尾芭蕉、藤原公任、菅原道真、江戸漢詩などにふれて) ほか)
3 日本近代における個人主義の契機と諸相(社会文明論と美学文学論における個人主義の契機;社会主義論と自然主義論における個人主義の諸相)
4 夏目漱石の個人主義(『老子の哲学』と『ホイットマン論』;『文学論』と『文学評論』 ほか)
著者等紹介
柳澤勝夫[ヤナギサワカツオ]
1942年東京都生まれ。早稲田大学卒業。元高校教諭。「春秋通信」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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