角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 日本の民俗 祭りと芸能

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角川文庫 角川ソフィア文庫
日本の民俗 祭りと芸能

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094744
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0139

内容説明

大自然と調和して生きてきた日本人。四季の移ろいの中から神や精霊の概念が生まれ、祭りや郷土芸能が育まれてきた。神事である御幣の祭り、大黒舞などの初春の芸、様々な鬼の祭りや獅子舞、田植えの祭りや語り物、能や風流―時代の変化の中で刻々と失われゆく信仰の情景を、折口信夫に学び、宮本常一と旅した目で捉える。各巻200点超の写真を収録、民俗学的フィールドワークと写真家の眼差しを交差させた、記念碑的大作。

目次

御幣
訪れ神
初春の祝福芸

獅子舞
清めと祓い
託宣
田遊び
田植えの祭り
収穫感謝の儀礼
能と狂言
延年の舞
里の神楽
盆踊り
語り物
風流
手作りの年中行事
御幣の祭り
神と精霊の訪れ
獅子舞の系譜
稲の祭りと芸能
郷土芸能の世界

著者等紹介

芳賀日出男[ハガヒデオ]
1921年中国大連市生まれ。写真家。慶應義塾大学文学部卒業。1950年日本写真家協会に創立者として入会。写真家として日本国内、世界101か国を撮影。1970年大阪万博“お祭り広場”のプロデューサーを務め、日本の祭り、世界の祭りを公演。1973年全日本郷土芸能協会を創立。1988年オーストリア・ウィーン市より栄誉功労銀勲章。1989年紫綬褒章、1995年勲四等旭日小綬章受章。1997年日本写真家協会名誉会員・2009年オーストリアより科学・芸術功労十字章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

63
日本列島にある様々な祭り。北海道から沖縄。盆踊り、田遊びに虫送り、そしてそこに訪れる神々や鬼たち。収められた写真の数々から、この国の民俗の豊饒さが伝わってくるようである。全て昭和から平成にかけて撮影されたもので、民俗儀礼の過渡期で祭事が色々と変化する直前を収めれたようにも思えるし。信仰と祭事が一体だった時をぎりぎりカメラに収めれたようにも思える。それにしてもここに収められた季節ごとの祭りや、それに関連した行事、来訪するものを見ていると、日本人が自然と季節と共に歩んできたという事が、実感として感じられた。2017/11/04

たまきら

24
日本の祭りが好きな人間にはこたえられない写真集です。集落で脈々と受け継がれてきた芸能。つたない出来だったりいびつだったりするものもあるけれど、妙に底が力強かったりもする。文庫サイズなんですが、大きな本で読みたかったです。2020/10/28

ゆきこ

14
昭和27年から平成8年に撮影された、日本各地のお祭り、民俗芸能の写真がふんだんに掲載されています。本当に貴重な資料で、ずっと見ていても飽きません。中には能登地方の民俗も取り上げられていて、能登半島地震の被災地の様々な伝統が、この地震で途切れることなく今後も引き継がれていけるといいなぁと感じました。今はYouTubeで各地の伝統行事、芸能を見ることができます。この本で紹介されている芸能も、検索すると現代まで大切に続いている様子を見ることができます。映像で見ることができて大変ありがたいです。2024/02/24

あいん

5
変わらないで欲しいけど、少しずつ変わっていくんだろうな。今も変わらず受け継いでいる地域、人々はどれくらいいるんだろ。実際実家を離れたら行事をやらなくなった自分は何も言えないけど。2014/11/29

ダージリン

3
実に貴重な記録である。社会が変化していくのは仕方がないし、止めようもないのだが、各地で行われていた祭り、神事、芸能の記録が残されていることは救いである。祭りの形などは変わっていくものだが、もともとの起源や、どのような信仰を反映していたのかは、しっかりと残されていくことが重要であろう。2024/04/09

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