内容説明
二十世紀末葉、共産主義と民主主義・資本主義の対立は、ソ連の自壊、中国の社会主義市場経済への移行により、民主主義の勝利により終焉したと言われている。はたして、民主主義は「適者生存の原理」により勝利したのか、或いは新たな混迷を招くのか。本書はこれらの「イデオロギー間の相克と宥和」という観点から現代史を読み解く。
目次
序章 現代世界を動かしているイデオロギー
第1章 イスラーム主義の復興と分化
第2章 共産主義の発祥と発展
第3章 経済思想と政治・政策との関係
第4章 民主主義の発祥と発展
第5章 第二次世界大戦、そして東西冷戦
第6章 東西冷戦の終結とその後の歴史の展開
著者等紹介
田口宏雄[タグチヒロオ]
生年・出生地、1935年に長野県に生まれる。学歴、東京大学を1957年に卒業、しばらくして神戸大学を卒業。職業、武田薬品工業株式会社に勤務、次いで(株)教育・医療問題研究所を経営。現職、著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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