勧工場の研究―明治文化とのかかわり

勧工場の研究―明治文化とのかかわり

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  • サイズ A5判/ページ数 439p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784881424681
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C3033

内容説明

勧工場は明治一一年に設立された東京府営の大型小売業・共同店舗が第一号である。明治一〇年第一回内国勧業博覧会が開催され、その売れ残り商品を東京府が展示販売したのが勧工場物品陳列所である。同一三年民営化、また多くの勧工場が設立され、明治二〇~三〇年代に繁栄し商品の陳列方式、土足のまま店舗に入る方式、正価販売方式などで都市住民の人気を集め、明治の都市文化に大きな影響を与えた。しかし呉服店が百貨店へ転換し消費者を吸引したため勧工場は急速に衰退した。本書は、その勧工場について、正確な実態を総合的に分析したものである。

目次

第1部 勧工場の歴史と経営(明治政府の殖産興業政策;東京府勧工場の誕生と歴史;民営勧工場;勧工場の経営特色 ほか)
第2部 勧工場と文芸作品とのかかわり(随筆などにみる勧工場;小説などにみる勧工場と明治文化)

著者等紹介

鈴木英雄[スズキヒデオ]
東京大学経済学部卒業。日本相互銀行(現さくら銀行)入社。東海大学教養学部・非常勤講師。同行定年退職後、名古屋文理短大教授。現在は、静岡産業大学経営学部教授。和光大学経済学部非常勤講師。中小企業診断士。日本インターンシップ学会常任理事。公益法人研究学会理事
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