内容説明
体調不良をがまんしつつ、身内の助けも得られないまま年寄りを残して先に逝ってしまったお嫁さん達の無念さや、心身消耗の極限で悲劇的な結末を迎えざるを得なかった介護者達への鎮魂歌としての歌集。
目次
痴呆のはじまり
盗人
百歳と七十歳
食事
幻聴幻覚発作
汚物
吾が老い
夜叉、鬼、能面
無念
あきらめ〔ほか〕
著者等紹介
大久保ゆかり[オオクボユカリ]
昭和4年生れ、東京都江東区在住。平成11年2月、第17回「心に残る医療」私の体験記コンクール(読売新聞社、日本医師会主催)で、百歳になる姑を看る日々の厳しさ、そしてそんな介護生活のなかで突然訪れた自分の「老い」に対する驚きと嘆きを綴った「私の老老介護」が入賞
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