内容説明
人類の生命・健康を維持するために医療関連分野における特許保護はどうあるべきか。医療関連分野の知的財産について、関心を寄せる多くの方々に参考となる論文集。
目次
第1章 医療関連発明の特許適格性と医薬品アクセス問題の背景と解決の方策
第2章 医療関連発明の特許適格性(医療関連発明の特許適格性に関する検討の概要;医療関連発明の特許保護の在り方について;医療方法を特許の対象とすべきか;医療行為及び医薬「第2特許」の特許法上の扱いについての考え方;生命倫理が問題となる技術と知的財産法;遺伝子等自然物・自然現象の特許適格性について)
第3章 医薬品アクセス問題(我が国における公衆衛生上の緊急事態と特許制度による対応可能性;医薬特許の権利化後の扱いについての検討;国際医薬品アクセスの諸問題についての提言;医薬品アクセス問題に関する一考察;医薬品アクセスの改善を目的とした知的財産権の制限を承認する新たな国際的合意の必要性;「知財と医薬品アクセス」に関する若干の再考察と提案)