内容説明
石ころは、そのままでは黙して語りませんが、きれいに洗ったり、ルーペや偏光顕微鏡で観察していくうち、徐々にその生い立ちを語り始めます。石ころの語る物語、それは壮大な地球のドラマです。さあ、あなたもルーペ片手に、石ころをめぐる冒険の旅に出かけませんか。
目次
序章 石はどこにあるの?(街中で石材を見てみよう;川原や海岸で石ころを見つけよう)
第1章 石って何?(石ころの正体とは?;石ころ観察のコツ)
第2章 石の種類とでき方―石ころ図鑑(石のでき方による分類;偏光顕微鏡による岩石の観察;おもな造岩鉱物;岩石の正式な分類・命名;岩石・鉱物・鉱石・宝石)
第3章 石ころの生い立ちを探る(石の履歴書;日本列島はさまざまな石からできている;石ころのふるさとをたどる;露頭を見つけて観察しよう;石ころを持ち帰った後の作業)
終章 石ころ博士をめざして(石ころ少年の未来の姿;観察テーマを持とう―博物館へ行こう!観察会に参加しよう!;ジオパークへ行こう!;著者からのメッセージ;参考になる本・調査道具の入手先など)
著者等紹介
高橋直樹[タカハシナオキ]
千葉県立中央博物館主任上席研究員。1960年、山形県生まれ。山形大学大学院理学研究科地球科学専攻修士課程修了(1984年)。金沢大学自然科学研究科環境科学専攻博士課程(社会人枠)修了(2009年)。博士(理学)。専門は地質学・岩石学。地元千葉県房総半島の大地の成り立ちをより詳細に解明すべく、山野を歩き回って地質を調べ、岩石を持ち帰って岩石薄片をつくり偏光顕微鏡で観察している。成果を博物館の常設展・企画展で公開するほか、観察会などによる現地案内も重視している
大木淳一[オオキジュンイチ]
千葉県立中央博物館。主任上席研究員(房総の山のフィールド・ミュージアム担当)。1966年、東京都生まれ。新潟大学大学院自然科学研究科環境科学専攻地殻環境科学大講座修了(1994年)。博士(理学)。専門は地質学。学校の石材を活用した理科教育プログラムや、光る泥だんご作りから大地の歴史を学ぶプログラムの開発と実践を行いつつ、カエルなどの生き物の生息環境を地質学的に研究している。2012年には千葉県房総丘陵の両棲類を調査中に、90万年前の地層分布域から世界最大のトドの下顎化石を発見した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿呆った(旧・ことうら)
kk
陸
monge
ぱちょ