内容説明
ふとした疑問から、著者の観察ははじまる。その方法や視点は、ちょっと変わったものばかり!?植物たちの、じっとしているように見えて変化し続ける姿をとらえた、おどろきに溢れた1冊。
目次
ウマノスズクサ―優しい罠
コシノコバイモ―スプリングエフェメラル
ショウジョウバカマ―名前の由来は
ミズバショウ―熊の好物?
ナニワズ―はっきりしない雌雄異株とは
オウレン―雄性両全異株か
イソスミレ―日本の固有種世界最大の群落
ケイリュウタチツボスミレ―渓流沿い植物(1)
サツキ―渓流沿い植物(2)
ユキヤナギ―渓流沿い植物(3)
ノハナショウブ―いずれアヤメかカキツバタ
オニバス―驚異と謎の植物 石川県に自生地誕生
サネカズラ―やはり美女葛でもあった
ヤドリギ―根に地が付かない植物
クロモ―水面に立つ花
カラスノゴマ―雄しべの数の不思議
ベニバナセンブリとハナハマセンブリ―美しい外来種
加賀海岸の砂丘―砂に埋もれる御立台
著者等紹介
本多郁夫[ホンダイクオ]
1940年石川県金沢市生まれ。1962年金沢大学理学部生物学科卒業。1962年石川県立高等学校教員。1999年ホームページ「石川の植物」開設。2000年石川県立小松北高等学校長を定年退職。2000年石川県自然史資料整備室嘱託。2005年同退職。2006年石川県立自然史資料館館長。2007年同退職。現在、石川県地域植物研究会幹事、石川植物の会理事。石川県自然保護功労者表彰(2007年6月5日)、環境省自然環境功労者環境大臣表彰・調査・学術研究部門(2012年4月25日)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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