内容説明
どこにでも生えている雑草は古くから人との関わりのもっとも深い植物だ。とかくじゃまもの扱いを受けてきたが雑草には雑草の命があり自然のしくみに組み込まれた姿がある。地球規模で環境を考えることは大切だが先ずは身の周りの雑草のくらしから自然を感じ、発見していこう。いま雑草との良いつき合い方が求められている。
目次
第1部 雑草の形とくらし(ロゼットを観察しよう;ロゼットの地下部をくらべる;ロゼットから茎が立ち上がる;ロゼットをつくらない草;つる性・寄りかかり性の型;長い地下茎を伸ばす型;イネ科タイプの草)
第2部 校庭の雑草280種(主な科の特徴;校庭の雑草280種)
第3部 校庭の雑草の調べかた(身近な自然としての雑草調査;群落を数値化して成り立ちを考えよう;群落は動く―遷移をとらえる;雑草に親しむために;雑草のおもしろい方言名)
著者等紹介
岩瀬徹[イワセトオル]
千葉県に生まれる。元千葉県立千葉高等学校教諭。現自然観察大学学長。おもに植物の野外観察の方法を研究し、それを普及することに努めている。2004年、日本雑草学会賞(技術賞)受賞
川名興[カワナタカシ]
千葉県に生まれる。元千葉県富津市立飯野小学校校長。現自然観察大学講師。身近な生物の野外観察をすすめ、その普及に努力してきた。近年は植物季節(フェノロジー)に興味を持って観察している
飯島和子[イイジマカズコ]
茨城県に生まれる。前千葉県立衛生短期大学生物学研究室教員。現千葉県立農林総合研究センター森林研究所研究員。東京湾岸埋立地の植物群落の遷移や植物の特性を調べている。大学生とともに野外観察や植物の栽培を行いながら、植物の教材化を試みている。博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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流石全次郎
ジュリ
ヤギアキラ
ぬのさと@灯れ松明の火