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出版社内容情報
終末思想を巧みにあやつる人、それに踊らされて混乱する人人は死という制御できない自然現象から逃れることはできず、その恐怖や不安を希望へと変換できる考え方―「終末思想」「千年王国思想」を確立してきた。しかしそれは、時には宗教主催者の権力誇示のために、またある時には信者獲得のための営業ツールとして、意味合いを少しずつ変えながら利用されてきたのである。終末思想を使う側と、影響を受けてしまう側との間には、どのような人間ドラマが浮かびあがってくるのか。歴史的経緯を含め、現代の世紀末現象や日本のカルト宗教(オウム真理教、幸福の科学)などを通して、終末思想の正体を検証する。人はどのように終末思想を築き上げてきたのか「パニックに陥った西暦1000年」の諸説・千年王国というユートピアの設定何が「終末」の希望を恐怖にすり替えたのか黙示録の裏に隠されているもの・キリストはいつ再臨するのか終末思想にあやかったニューエイジ産業奇跡を待ちこがれる都市ソウルの熱狂カルト宗教と日本の終末思想・「この世の終わり」とは何か原題:The End of Time
内容説明
なぜ世紀末のたびに「この世の終わり」をめぐって大騒ぎになってしまうのか。終末論にまつわる歴史と現代世紀末現象を解説する。
目次
第1部 人はどのように終末思想を築き上げてきたのか(なぜ「終末思想」という概念が生まれたのか;「パニックに陥った西暦1000年」の諸説;千年王国というユートピアの設定―中世・ルネサンス期の終末思想;何が「終末」の希望を恐怖にすり替えたのか ほか)
第2部 終末思想に夢中な人たち(キリストはいつ再臨するのか;悪魔の20世紀―ヨハネ・パウロ二世と聖母マリアのメッセージ;終末思想にあやかったニューエイジ産業;奇跡を待ちこがれる都市「ソウル」の熱狂 ほか)
感想・レビュー
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大森黃馨
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