内容説明
「みんなのねがい」好評連載。「この国に生まれてよかった この時代に生きてよかった」に「我が事・丸ごと」政策、災害と障害者、ターニングポイント発言録をプラス!
目次
なお続く“この国に生まれた不幸”
戦争と障害者
障害児の全員就学と地域での運動起こし
エネルギー不滅の法則
地域で創り、全国とつながりながら
津久井やまゆり園での殺傷事件に思う―「特異な事件」だけでは済まされない
抱きしめたい障害者権利条約
天国の先輩からも大きな拍手
運動は他者を変え、そして自分をも
あそこまではやれた私たちの国〔ほか〕
著者等紹介
藤井克徳[フジイカツノリ]
日本障害者協議会(JD)代表、日本障害フォーラム(JDF)副代表、きょうされん専務理事。1949年福井県生まれ。1970年青森県立盲学校卒業後、東京都立小平養護学校(現小平特別支援学校)勤務、1982年教諭職退職。教職中に、日本初の精神障害者のための共同作業所「あさやけ第二作業所」や「共同作業所全国連絡会(現きょうされん)」の活動に参加。2010年から2014年にかけて内閣府障がい者制度改革推進会議議長代理や内閣府障害者政策委員会委員長代理などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
33
障害者は社会の中で生きていくうえで、否応なしに自立支援が求められ、自助・自立に置かれています。しかし、今の障害者政策は地域生活や自立生活がスローガンとなっており、その背景には公的支援を打ち切り、障害者自身や家族への負担増をいう「この国に生まれたから不幸」があります。この本はそうした問題に対して、戦争や相模原事件、地域共生社会の問題にも触れながら、障害者がどうすれば「この国で生きやすい社会」を築けるのかを考えることができました。障害者権利条約の意義や障害者運動の持つ力も学べたように思います。2017/09/24
とも
6
先輩が貸してくれた本。 優生保護法についての講演会時に講師が紹介していた。 諦めない 媚びない ぶれない2019/04/15