目次
1 夢の中で走ってます!
2 死んでる暇なし
3 クロスインタビュー 井上さんに聞く×松本さんに聞く
4 「障害」と「差別」と「迷惑」をどう考える―障害者権利条約と国際生活機能分類(ICF)の視点から
著者等紹介
井上吉郎[イノウエキチロウ]
1945年生まれ。WEBマガジン・福祉広場編集長
松本誠司[マツモトセイシ]
1968年生まれ。全国障害者問題研究会研究推進委員
木全和巳[キマタカズミ]
1961年生まれ。日本福祉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
26
脳性マヒを持って生まれた松本さんがどのように障害を受容し障害者運動を担うようになっていったのかを綴った一章と、障害者運動や政治活動に取り組むなかで60歳で中途障害をおって生きる井上さんの思いを綴った2章、井上さんと松本さんの対談式のインタビューの3章、障害と差別と迷惑を考える研究者である木全先生の4章で組まれている本です。障害を持つことは迷惑なのか、差別と迷惑とはどういう関係にあるのか、考えることができました。誰もが人間らしく生きる権利があり、それと障害を持って生きることとの関係も考えれたように思います。2016/10/23
はづき
11
相模原の事件の前に書かれたことで、社会に問われていることの深さを感じる。「障害者が社会に迷惑をかけているのではなく、社会が障害者に迷惑をかけている」。2017/06/01