出版社内容情報
巨大な怪物や大蛇などさまざまな危機をのりこえて,シンドバッドはさらなる航海をつづけます.「ギルガメシュ王ものがたり」の作者による本格的絵本.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
74
ダイヤモンドの谷から生還したシンドバッドは、新たな航海の途中、黒い毛につつまれたたくさんの猿たちに襲われます。仲間とともに猿から逃れた彼がたどり着いたのは、怪物の島。捕らわれの身となった一行は、一人またひとりと食われていきます。この辺の描写は『インディジョーンズ』のようです。原作でシンドバッドは全部で7回の冒険の旅をするそうですが、本作は第3番目の冒険を絵本にしたものだそうです。2015/05/25
鱒子
59
図書館本。シンドバッドの冒険はまだまだ続きます。巨人との話はオデュッセイアと似ているなぁーーと思っていたら解説ページでもその点に触れていました。もしかして同じ島かも?なんて(地理上ちょっとムリか…)。続きが知りたくなる魔法の言葉に導かれ、次の最終巻へ行きます。2019/02/02
ヒラP@ehon.gohon
32
シンドバッドの2度目の旅は、危険がいっぱいというよりも、他の人間が殺されたり、食べられたり、何とも残酷な旅でした。 詳細版はちょっと耐えられないかもしれません。絵にしても不気味なものが多いと感じます。 仮想空間ということで、子どもたちが好んで見ている映画と類似する部分なのでしょうか。 私としては、ただ一人生還できたシンドバッドの強運にほっとしました。2021/03/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
シンドバッドの冒険、原作よりおはなしは短く、この絵本は7回の冒険のうちの第3回。はしょっている感じはせず、重厚な絵に満足しました。 2020/10/20
紅花
11
大人から思えば、ありえない事ばかりだけど、スケールが大きい災難が次から次へとこれでもか!と続いて飽きさせない。子供たちお気に入り。早く次が読みたいと言っている。2015/05/08