目次
第1部 非対称の倫理(非対称の倫理あるいは受苦の倫理学への試み;対法的倫理学と対人的倫理学―「非対称の倫理」の位置づけ;根源的蓄積性について―「非対称の倫理」の基礎づけ)
第2部 罪悪感の現象学的記述―非対称の倫理(特殊研究)(問題の限定;方法の問題―核表現の分節;倫理的主体性―私は…と思う;罪悪感の空間性―私はあの人に;対人関係における悪―あの人に悪いことを;罪悪感の時間性―私は…(悪いことを)した
「閉じること」(倫理的閉鎖性)―私はあの人に悪いことをしたと思う
「開くこと」の可能性―私はあの人に悪いことをした(と言う)(告白)・私はあなたに悪いことをした(と言う)(謝罪)
集団的罪悪感―私たちはあの人たちに悪いことをした(と思う))
著者等紹介
久重忠夫[ヒサシゲタダオ]
1936年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。文学博士(フランス国家博士)。専修大学文学部教授。専門は倫理学・フランス哲学
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