目次
第1章 世界のコスチュームジュエリー
第2章 日本の装身具の始まりと独自性
第3章 洋装黎明期の装身具~開国から第二次世界大戦まで
第4章 国民服からファッションの復権まで
第5章 豊かさ享受への高揚、高度成長期
第6章 拡大再生産と大消費社会の爛熟期
第7章 好景気の終焉とデジタル社会の到来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
18
作品のカラー写真が幾つも掲載されており、写真を眺めているだけでも楽しい本です。また、その解説文も読み応えがあって、ファッションの歴史をじっくり堪能出来ます。鼈甲や銀の簪。金箔を貼った帯留。蒔絵を施した櫛。人々が和装から洋装へと移り変わるにつれて、指先や首元を彩る装身具も、指輪、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等に変化。人々の装いから、その時々で何が流行っていたのかが伝わってきます。2023/09/04
くさてる
18
コスチュームジュエリーってなに?流行や世相、時代を反映した安価で手軽な、人々に愛されてきた装身具のこと。その多くは流行が過ぎ去るとともに忘れられるけれど、ハイジュエリーとは違った形で人々を飾ってきたアクセサリーには、独特な魅力があります。これはそんなアクセサリーの50年史。懐かしいものもあれば、これは「無い」な、と思うようなものまでさまざま。コラムや写真も充実していて、面白かったです。2023/05/07
kaz
2
専ら、身に着ける人のすそ野の拡充という要素が強く出るのではないかと思ったが、すそ野の拡充だけでなく、製品の高品質化、多様化も進んでいるという印象を受けた。図書館の内容紹介は『装身具の中でも「コスチュームジュエリー」と呼ばれる、時代を反映した装身具に焦点を当て、日本における歴史と変遷を紹介。時のファッションとそれを謳歌した日本人の姿を浮き彫りにする』。 2023/07/17
-
- 洋書
- Eben Holden