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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
snzkhrak
2
商業空間の知見を深めたくて選書。誘惑≒憧れと捉え、人々は何に憧れてきたかを辿った。商業空間の考察が深いのは勿論のこと、そこから都市や文化、産業といった事柄にも思考が及んでいて、興味深い。小さな空間や商業内装を扱うクリエイターの方が、感度が高く、理論を持っているのかもしれない。「街路の品質が都市の品質を決定」「時代への参加欲求が集客・滞留の基盤」「250mが商業界隈のモジュール」「3年でトレンド変化、10年で基幹設備更新、30年で世代交代」「享受者・参加者は手に触れる小物から、環境全体の質を推し量る」2017/01/15
うちだ
1
SCに関する様々なことが描かれているが、タウンマネジメントに関する記載が興味深かった。夢を感じさせるビジョンを描けるか、一方でどうやって現実にしていくか。難しい課題がタウンマネジメントにはある。2017/07/17
kenitirokikuti
1
「未来都市構想」について。1925〜6にNYでタイタン都市博覧会が開かれた。テーマは「100年後の未来」。だから、2026年という〈年号は未来の代名詞として語られた。〉p.2552016/07/17
しまうま
0
この本読んだだけじゃSCの計画も運営もできないけど,それを考えるときの視点の一つとして取り込むには良い本.「商業界隈」なんて言葉が使われているのを聞いたことないけど.2020/08/17
gden
0
★★★☆☆ 商業の本質を捉えたいと思い読書。 商業は人間の欲望を基盤に顕現したものであり、そして商業施設には欲望=誘惑に加えて記憶=超越性を内包すべきだと著者は主張する。 モノからコト、そしてトキ消費へと消費形態が変遷する時代背景もあり、その主張には概ね賛成である。ただ「個」の時代と言われる現代にあって共同体うる記憶=超越性が果たして存在し得るのか、今後考えていきたい。 また商空間について、リニューアル更新といった時間的側面、消費回遊といった空間的側面からも言及しており、商業について理解が深まった。2019/10/27