内容説明
ジャズは20世紀の突出した文化現象であり、音楽という一分野を超えて、とほうもない力でわたしたちの生きる社会をその影響下においている(ホブズボーム)。
目次
序章 ジャズと出会ってジャズと知るには
1 ジャズの歴史
2 ジャズという音楽
3 ジャズという職業
4 ジャズと社会
5 ジャズノート
付論1 イギリスのジャズファン(一九五八)
付論2 ジャズのことば
付論3 もっとジャズを知るための本(一九九三)
ホブズボーム歴史学とジャズ―訳者あとがきにかえて
著者等紹介
ホブズボーム,エリック[ホブズボーム,エリック] [Hobsbawm,Eric John Ernest]
1917年6月9日、エジプトのアレクサンドリア生まれ。2012年10月1日、ロンドンで死去。20世紀を代表する歴史家のひとり。イギリス学士院会員、王立文学協会会員、アメリカ芸術科学アカデミー名誉会員。ウィーンとベルリンで幼少期を送る。1933年、ロンドン郊外に移住し、ジャズと「恋に落ち」る。ケンブリジ大学で経済の歴史を学び、博士号Ph.Dを取得。1947年からは、ロンドン大学バークベックカレジで講師をつとめる。のち教授(経済と社会の歴史)、学長。かたわら海外でも教鞭をとる。1956年、週刊誌『ニュー・ステイツマン』の寄稿家となり、10年ほどジャズを中心にしたコラムを寄せる
諸岡敏行[モロオカトシユキ]
1946年生まれ。早稲田大学卒。いくつかの出版社で企画編集、および家業の専門学校で教務の仕事にあたる。1970年代の半ば、専門分野を問わない高平哲郎のグループ「アイランズ(・コーポレイション)」の食客となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。