内容説明
激動の時代を生きたブレヒトの詩がたどった軌跡を今、鮮やかに読み解く。初訳詩23篇・全48篇を収載。
目次
はじめに―喪失のリストをたずさえて
第1章 衝撃のデビュー(『ベルトルト・ブレヒトの家庭用説教集』より)
第2章 ヴァイマル共和国下、漂流する人びと(『都市住民のための読本から』より)
第3章 ファシズム前夜、そして…
第4章 ヒトラー政権の誕生―亡命期(1)
第5章 ナチスとの闘いの前線で―亡命期(2)
第6章 暗い時代を生きる―亡命期(3)
第7章 ナチズムが残したもの―戦後の東ドイツで(1)(『ブッコウ哀歌』より)
第8章 新しい国の姿を探る―戦後の東ドイツで(2)
補章 ブレヒトが詩について語る
著者等紹介
内藤洋子[ナイトウヨウコ]
1943年栃木県宇都宮市生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)文学部独語学独文学専攻卒業。同大学院文学研究科独文学専攻修士課程修了。明治薬科大学名誉教授。専攻は、ドイツ現代詩。ドイツ表現主義の詩を手始めに、B.ブレヒト、H.M.エンツェンスベルガー、S.キルシュ等の詩を研究。ドイツ現代戯曲の翻訳にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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