創元推理文庫
バラッド―妖精のミューズに捧げる物語詩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488574031
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

才能ある音楽家の卵ばかりを集めた学校に転校したジェームズは、ひとりの少女にであった。だが彼女は人間ではなく……。 妖精と伝承と音楽が織りなす、学園ファンタジー。

内容説明

オレの音楽的才能をのばしてくれるはずの、ソーンキング=アッシュ音楽院。なのに転校してみれば、オレが専攻しているバグパイプの講師がいない。ならなんで奨学金を出したんだ?そんなときオレはひとりの女の子に会った。ヌアラと名乗る彼女はなんと妖精。天才演奏家のオレにとりつきたいらしい。才能ある音楽家の卵を集めた学校の秘密とは。ミステリアスな学園ファンタジー。

著者等紹介

武富博子[タケトミヒロコ]
東京生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紺。。。

2
『ラメント』の続編。今度はジェームズが主役。前作よりテンポもよく、面白かった。前作の主役であるディーが結構可哀想な役どころ…。ディーの行動や感情の断片しかわからず、ちょっともやもや。完結編が出たら色々すっきりするのかな…。2014/02/20

み~くま

2
前作の『ラメント』はディーの物語だったけれど、今回の主人公はジェームズ。しかも、ジェームズと深く関わることになる妖精・ヌアラは、これまで登場した妖精の中でもとびきりキュートで魅力的でした♪美しい音楽に満たされていることや、胸が苦しくなるような切なさを感じさせるところは前作同様でした。唯一の違いは、ラストに小さな希望の光が灯されることかな☆ このシリーズ、まだ続編が出るのでしょうか。もし出るとしたらどんな物語になるのかな・・・☆その日を楽しみに待ちたいと思います(≧▽≦)2012/08/08

mimi_chataro

2
読了。前作(主人公はディー)で残された疑問はスッキリするかと思われたが、残ったまま。(執筆中らしい完結編までお預けか?)今作でディーはあまり印象がよろしくない。音楽と妖精の物語はジェームスの個性的なキャラクターと脇を固めるサリバンとポール(以外とツボを押さえている)が支え、進んでゆく。2012/08/03

いちみ

2
★★★☆☆ 前作『ラメント』の内容をばっちり忘れていたのだが、ここから読み始め単体でも問題なく楽しめる続編。前作ではちょっと可哀想な立場であったジェームスが主役の本作であるが…相変わらず苦難に襲われ主役でも可哀想でないとは言い難い(笑) しかし最近の若い作家さんの作品は、オーソドックスなファンタジーとは異なり、登場人物たちが皆、心の闇に苦悩しまくるような傾向が…読み応えあるように思われて好印象。2012/07/03

☆ひとこぶラクダちゃん☆

1
私は前作の『ラメント』の方が好みかな。今回は男子高校生の日常を描いた作品に思えた。それに、私はディーが大好きなのだ。もっと幸せになって欲しい!2015/03/06

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