内容説明
時代の痛みを刻みつけた自然と人間を描くドイツの詩人ペーター・フーヘルの世界。二大詩集『詩集』『街道 街道』本邦初の全訳。
目次
詩集(一九四八年)(生い立ち;ヴェンド族の原野;アルト・ランガーヴィッシュの幼年時代;姐や;ポーランド人の刈り手 ほか)
街道 街道(一九六三年)(徴;ワルシャワの背後の光景;悲歌;トラキア;ヴェローナ ほか)
著者等紹介
フーヘル,ペーター[フーヘル,ペーター][Huchel,Peter]
1903年、ドイツ・ベルリン近郊のグロース・リヒターフェルデに生まれる。ポツダム実科高等学校を卒業後、ベルリン大学、フライブルク大学、ウイーン大学に学ぶ。1941年より兵役に就き、ソ連捕虜収容所で終戦を迎える。戦後、ソ連管区のベルリン・ラジオ放送局に勤務。1948年、処女詩集『詩集』を刊行。翌49年から文学雑誌『意味と形式』の編集長を務める。編集長時代にB.ブレヒト、E.ブロッホら、多くの作家、思想家たちと親交を結ぶ
小寺昭次郎[コテラショウジロウ]
1931年長崎市生まれ。京都大学文学部卒業。京都学芸大学講師をへて京都大学教授(京都大学名誉教授)。2003年9月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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