内容説明
明治時代、東北の一寒村で鉱毒災害を未然に防ぎとめたにもかかわらず、皮肉にも民衆に見捨てられてしまった予言者吉沢乙吉は、流浪のはてにたどり着いた足摺岬で、薄幸の乙女ミヨとの出会いを通じてはじめて観世音菩薩の深い慈悲を知る。…足摺岬で悲しい投身自殺事件の現場に行き合わせた体験を持つ著者が、人々が理不尽な人生にもめげずに、強く明るく生き抜くことを願い、祈りをこめて綴った宗教小説。
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- 和書
- 竜のはなし
明治時代、東北の一寒村で鉱毒災害を未然に防ぎとめたにもかかわらず、皮肉にも民衆に見捨てられてしまった予言者吉沢乙吉は、流浪のはてにたどり着いた足摺岬で、薄幸の乙女ミヨとの出会いを通じてはじめて観世音菩薩の深い慈悲を知る。…足摺岬で悲しい投身自殺事件の現場に行き合わせた体験を持つ著者が、人々が理不尽な人生にもめげずに、強く明るく生き抜くことを願い、祈りをこめて綴った宗教小説。