目次
構図の法則(構図の基本;形のイメージ)
色彩の法則(色彩の基本;主役の表現)
ポーズの法則―ボディランゲージ
関係性の法則―2者の関係
傑作に必要なものとは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
59
有名画家の作品をCGによって改作。元絵と比べながら、名作が名作である理由を探る。こうやって比べてみると一目瞭然。画家というものが、どこに力を入れて絵を描くかが、ストンと落ちるようにわかる。これは美術の教科書として使うのに、もってこいな本かも。こういう目的に、画像処理ソフトがいかに強力かがわかる。ちなみに、各ページごとの、画家をデフォルメしたセリフ付きカットが爆笑もので笑いました! 最高に楽しい絵画入門。2019/07/10
おはぎ
13
★★★★★絵画を鑑賞するときのポイントを実際の作品を使って解説してくれる。構図、線の種類、色彩、ポーズ、姿勢など、どんな効果をもたらすのかがわかりやすく説明されている。作家の解説もされていて、作品を描いた背景まで知ることができる。今まではインスピレーションで作品を鑑賞していたけど、美術の知識を持って観たらもっと楽しめそう。2014/11/22
Hiroh
12
名画を、編集部による改作や同画家の傑作とまでは言えない作(佳作)と比較して、何がこの絵を傑作にしているのかを分析している。構図や配色、人物のポーズなど、小さな差が大きな違いとなる。後半にあった人物画の流れが面白かった。筆跡も残さないような古典絵画から、印象派、もはや言われても人とはわからないような絵画までが時系列で紹介されている。2017/02/26
Tomoko.H
6
名画の、名画たる所以がわかりやすく解説されている。構図、色彩、ポーズなどここが違ったらこうなる、と比較されていて一目瞭然。必ずしも効果を理屈で考えて描いたのではないかもしれないけど、画家の仕事ってすごいな。2014/11/20
くまこ
6
絵画はただ眺めているのも好きだけれど解説を読むのも好き。何故名画であるのかという理由は様々だがその一点でも具体的に分かると更に面白くなる。2014/10/05