内容説明
本書では本をめぐる諸問題を5W1H(Who、Why、What、When、Where、How)の観点から考察している。また、本書ではさらに、この情報の対価という観点から、古くから知の殿堂としてその地位を公的に認められてきた図書館を、もう一度考え直すことを提言している。
目次
第1章 揺らぐ本の地位―実用書の場合(デジタル化の波;情報の質の確保)
第2章 インターネットの世界(なぜインターネットがこんなに普及したのか;インターネットと著作権 ほか)
第3章 娯楽としての読書の凋落―趣味の本の場合(情報の経済学―本も玉石混合の一途;本を取り巻く現状 ほか)
第4章 図書館:現状とその行方(図書館の現状;図書館と著作権 ほか)
著者等紹介
藤井佐和子[フジイサワコ]
図書館情報大学大学院(現:筑波大学)修士課程修了。早稲田大学大学院国際情報通信研究科満期退学。大正大学講師(図書館情報学と情報リテラシー教育担当)シティバンクに在籍中に、コンピュータの重要性に目覚め、大学院に戻る。院で学んだ図書館学と情報学を活かし、大正大学でコンピュータ・リテラシー及び図書館情報学等の講師となる。大学のみならず、小学校の総合的学習やシニア向けIT講習など、幅広い年齢層での情報リテラシー教育の実践者
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