内容説明
東経137度11分「羽根のライン」が証明する「謎の古文書」と「幻の飛騨王朝」、そして「巨石古代文明」、驚異の相関図、青森の山中から沖縄の海底まで、20年の踏査で真実に迫る。
目次
第1部 竹内文書の謎(竹内巨麿の謎;尖山の謎;羽根の謎 ほか)
第2部 竹内文書が記す超古代遺跡の謎(葦岳山ピラミッド;太古の神都・十和田高原;飛騨・位山王朝の巨石群 ほか)
第3部 竹内文書の封印を解く(竹内文書と記紀との比較;竹内文書の読み方;竹内文書の本質)
著者等紹介
布施泰和[フセヤスカズ]
ジャーナリスト。1958年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、1982年に共同通信社に入社。富山支局在勤中の1984年、「日本のピラミッド」の存在をスクープ、巨石文明ブームの火付け役となる。その後、金融証券部、経済部記者などを経て、1996年に退社して渡米。ハーバード大学ケネディ行政大学院とジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院に学び、行政学修士号と国際公共政策学修士号をそれぞれ取得。専門は国際政治・経済とメディア論だが、世界の巨石遺構の探査、研究もライフワークにしている
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感想・レビュー
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のぎへん
8
古代、神々は天空浮船を操り宇宙から日本に降り立った。キリストや釈迦が神の元に参拝した……世紀の偽書とされている竹内文書を扱ったノンフィクション。トンデモ史観を頭ごなしに否定もせず狂信することもせず、まっとうなジャーナリズムに則って書かれている。竹内文書を偽書というなら日本書紀や古事記も荒唐無稽な偽書には違いない、という主張には大きくうなづける。竹内文書が眉唾なのは否めないが、どこかにまだ見ぬ驚くべき真実が隠されているはず。そのように思う。2016/04/17
ひろつそ
2
大昔の人間がテレパシーをメインで意思伝達していたことを前提とした場合、文書で残す方法を取ったものはどれもノイズが入っていくと自分は思う。そうならば何が真の記述で何が偽書なのかと判断することは滑稽。ふきあえず、もとい、とりあえずある程度信じたほうが人生面白くなりそう。2015/03/16
g0024236
1
うーん。読んだけど断念。頭の中の素材をそのまま本にしてる感じ。分からなかった。2012/06/28
ぱーぷる・ばんぶー
0
大和朝廷が隠した歴史を伝えていると言われる、あるいは偽書であると言われる竹内文書のアウトラインと竹内巨麿の言動の紹介と著者自身が各地に残る巨石遺跡を調査したルポルタージュがうまくミックスされていると思います。荒唐無稽な部分が多い竹内文書にも真の歴史が含まれているのではないかという気にさせてくれる。2012/02/01
1131you
0
天皇が空飛ぶ船で世界を回ったやら世界の聖人が来日したやら超絶スペクタクルを読みたかったので、本書のほとんどを占める検証や真偽についてはあまり興味を持てなかった。文書の全容がわからない以上真偽はどうでもいい。例えば文書に1000の事例が記述されてたら、本書で検証されてる程度の事例に信憑性があってもそりゃそういう事例もあるでしょうねって話で。「イザナミが黄泉の国に行くのと故郷(アフガニスタン)に行くのとどっちを信じられるかと言えば故郷の方だと思う」って…そりゃ本当に文字通り受け取るならそうかもしれないけど2022/11/10
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- 和書
- 鹿の王 〈1〉 角川文庫