内容説明
ここにおいて、私は哲学的人間学を取り上げて見た。実存哲学を経た新たな課題は、さらに広い立場で人間の本質とは何であるかを追求することである。本書は当初、講義の準備のために書かれたが、その後、私の考えが少しづつ発展するに伴って補充された。そして延世大学大学院で出版された“延世論叢”に発表されたものである。
目次
1 問題の性格
2 問題の意味
3 人間の理性
4理性の没落
5 理性の回復
6 生物学的特徴
7 人となりの自由
8 魂と人となり
9 同一性と信頼性
10 出合いと人となり
11 社会的存在としての人間
12 社会化としての人となり
13 技術社会と人間操縦
14 成熟した理性の実現
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