内容説明
グラスの中で出合った香りを的確に表現するためのテイスティング用語を厳選。香りを聴く、香りを描く、香りに尋ねる。ワインの香りの国を旅する人へのガイドブック。
目次
1 フルーティー・アロマパレット―ワインの香りに不可欠な香りの基本骨格
2 ハーベイシャス・アロマパレット―ブドウ成熟とワイン熟成のサイン
3 フローラル・アロマパレット―ワインの若々しさのあかし
4 アニマル・アロマパレット―過ぎれば不快でも複雑さに貢献
5 ミネラル・アロマパレット―感性でとらえるテロワールからのメッセージ
6 アンピルマティック・アロマパレット―発酵中や熟成中の環境の伝達役
7 ケミカル・アロマパレット―ワインのクリーンさを探るためのキーワード
著者等紹介
富永敬俊[トミナガタカトシ]
1955年東京生まれ。98年に「白ワインの魔術師」と呼ばれるボルドー第二大学醸造学部のデゥニ・デュブルデュー教授の指導のもと、ソーヴィニヨン・ブランのアロマの同定とその生成メカニズムのテーマで醸造学博士号を取得。目下、ソーヴィニヨン・ブラン果汁中のアロマティック・ポテンシャル増大に向けた醸造テクニックをテーマに博士課程の学生と奮戦中。また樽熟成した赤ワイン中の新規アロマの発見にも意欲的に取り組む。よってアロマパレットの「アンビルマティック・アロマ」は著者の得意分野である。2000年、フランス、アカデミー・アモリムより「ソーヴィニヨン・ブランの特徴的な香りの物質の同定とそのプレカーサーからの生成メカニズムの解明」でグランプリを受賞。04年、コネタブリ・ギィエンヌ・デゥ・ブライ受賞。現在、ボルドー第二大学フランス国立農業研究所リサーチ・エンジニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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