この世の富に忠実に―キリスト教倫理と経済社会 (改訂第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 321,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880682907
  • NDC分類 331.15
  • Cコード C0033

内容説明

日本と国際社会の接点が拡大するとともに、異文化との摩擦や衝突が増加することは避けられない。私たちは開かれた寛容な態度で異文化を理解し、尊重する努力を意識的に推進するべきであろう。ひるがえってクリスチャンは日本文化をとかく異教文化であると決め付け、日本文化の伝統とその優れた側面を理解する努力を怠っているようである。このディレンマに本書は、普通顧みられることの少ない聖書の経済倫理に照らして正統派経済学を捉えなおし、日米関係のみか国際経済の前進にむけ大胆に提言する。

目次

経済とは
市場経済
物的世界と人間の役割
私有財産
貨幣・富
労働について
個人と個人の利害追求
競争と協調
市場経済の秩序とその特質
意図せざる結果と一般恩恵
公共政策の限界と問題点
構造的罪・経済公正(economic justice)と所得・富の再分配
聖書とユダヤ社会に見る互助・福祉厚生
利子について
国際経済の仕組みは不公正か
国際経済発展についてのケース・スタディ
GATTと国際貿易
日本経済について

著者等紹介

大谷順彦[オオタニヨシヒコ]
1960年神戸大学経済学部卒業。1960‐67年昭和石油(株)勤務。1969年米国ミネソタ大学大学院終了(Ph.D.)。1969年米国ミネソタ大学助教授(経済学部)。1970年米国パーデュー大学助教授(経済学部)。1974年同準教授。1976年米国カンサス大学準教授(経済学部)。1981年同教授。1981年筑波大学教授(社会工学系)。2000年九州産業大学教授(経済学部)。1993‐2000年日本経済学会理事。現在、九州産業大学教授(経済学部)、土浦めぐみ教会会員、香椎バプテスト教会客員。専門分野は理論経済学、国際経済学、数理経済学
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