内容説明
クリスマスも近づいたある朝、ポーチのクリスマスツリーをながめていたねずみのアーサーがいいました。「クリスマスパーティがひらけたらすてきだろうねぇ。」資金づくりの賞品つき宝くじ、聖歌のさんび、その他の案が全部だめになったあと、なおも希望を生かそうとしたら…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
10
描きこまれた濃やかな絵も、ユーモアたっぷりの文章も、とっても楽しい。クリスマスがしたいネズミたち。いろいろな案を練っては実行するも、うまくいかない。この、うまくいかないことが後半のハプニングを引き立てる。舞い込んだ幸運は一途な思いのせいか、偶然か。夢のようなクリスマスの実現に、ネズミたち、大はしゃぎ!2016/01/09
みかん@道北民
7
今回はクリスマスパーティーの為に金策にまわるねずみたちですが、やっぱり相変わらずのドタバタ…wサムソンもすでに諦めモードというか、悟ってるわ(笑)でも神様からの粋なはからいなのでしょうか(*^^*) それにしてもトナカイネコの可愛いこと!!2013/06/28
nyanco
7
見~つけた!新しいネコ・キャラ発見!ねこのサムソンの大ファンになってしまいました!ネズミたちにされるがままのサムソン。でもきっと彼はダメな猫なのではなく、優しいネコなんだとネズミを見る眼差しからそれが伝わってきます。猫好きには解るんです!最初はやや読みにくいと感じたのですが、慣れてしまえばアメリカンコミックのような楽しさ。イギリスらしいちょっと皮肉が交じったところも、大人にはニヤリ…と楽しめる。よ~く見ると、すみっこでいろんなポーズのネズミが見つかったり…と、何度も読み返して新しい発見を楽しめちゃいます。2009/12/03
ひなにゃんこ
4
★3.5 《教会のポーチのクリスマスツリーを眺めていたねずみのアーサー。「クリスマスパーティが開けたらすてきだろうねぇ」。パーティの資金づくりのため、アーサーとハンフリーは…》おいおい、猫のサムソンがおっとり優しいからってそれはないでしょ! 戸棚の下に隠れたサムソンを、人間と一緒に「チッチッ」って感じでおびき出そうとしてる所とか「調子乗んなよ!」と苦笑い。ねずみ達がドタバタやっててもマイペースで、でも何かと協力的なサムソン。よくできた猫さんだ(*^^*) トナカイ姿にはめちゃくちゃ萌えました☆2012/12/23
kokada_jnet
3
この本はイギリスのクリスマス・プレゼントの定番とか。このキュートな「教会ねずみ」シリーズ、日本ではあまり評判になっていないのが、はがゆい。そして、イギリスでは次々とシリーズ続刊がでているのに、日本では翻訳刊行が止まっているのが、悲しい。2009/03/01