内容説明
ねずみのアーサーとハンフリーのけたたましい叫び声にみながかけつけると、1台のワゴン車が逃げて行くところでした。車のうしろに書いてあった文字を手がかりにねこのサムソンはやっと2匹を見つけることができました。が、2匹は宇宙飛行士になるくんれんを受けていたのです…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
95
教会ねずみシリーズの中の一冊。復刊された『教会ねずみとのんきなねこ』と比べると、原作が発表された1950年代の雰囲気がそのまま表れているような絵にニンマリします。お話は、あいかわらずのバタバタな展開です。チーズに釣られた捕まったネズミのアーサーとハンフリーが宇宙飛行士として訓練(まぁいいかげんな訓練です)を受けて、ロケットに乗せられそうになってしまいます。それを猫のサムソンが防ごうと奮闘(これもいいかげんなものです)します。イギリス風のユーモアいっぱいの絵本です。2019/09/30
たまきら
19
今月の特集・のりものコーナーより。あはは、このシリーズのあやしげな60年代っプリがたまりません。細かい英語のサインを読むとオタマに大うけするので、1回目の読み聞かせは脱線しっぱなしでした。猫のクールな友情がおかしいです。2017/02/14
遠い日
14
すっとぼけた口調で語られるホラ話のような味わいのこのシリーズが好き。今度はネズミのアーサーとハンフリーの受難。それを猫のサムソンが助ける活劇仕立て。胡散臭い研究者の面構えからして、もうお笑いだ。細かく描きこまれた絵の中のいろいろなお遊びが楽しく、本筋から離れて探してみたり。宇宙飛行士は、あの状況では無理。研究者たちのなれのはてがまた可笑しい。2016/01/08
みかん@道北民
8
今更だけど教会ねずみなのにねこのサムソンシリーズなのですね。いきなり宇宙!?と思って驚いたけれどいつもどおりのドタバタです(^^)サムソンのコードつなぎ合わせは本当芸術だったと思います。バレた後の新聞のねずみたちの写真がとっても凶悪で笑いました。(どっから手に入れたんでしょう?)科学者の二人はちょっぴり可哀想ですが、無理やり連れてっちゃだめですよね^^;、お話が作られたのは1974年。あの映像がカラーだったらすぐ気づいたかも?2013/06/25
ひなにゃんこ
7
★4 《教会ねずみのアーサーとハンフリーが攫われた。猫のサムソンが居場所を見つけ出すが、なんと2匹は宇宙飛行士の訓練を受けさせられていて…》 サムソン大活躍。でも猫だけに気まぐれな所も(笑)。まぁねずみ達もサムソンに対する日頃の態度はなかなかに酷いしね(^_^;) 救出に動いてくれただけでも感謝しなきゃ。 人間達の打ち上げ騒ぎの場面で、窓の外や会場に紛れ込んでるサムソンなど、絵の細かい所までよく見ると面白い。あと、今更気付いたけど、サムソン達は文字の読み書きができるのか!(◎_◎;)2013/01/21
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