内容説明
ワートルソープの夏休み、牧師さんはヴァカンスでお出かけです。去年かわりに来た代理牧師さんは、ものしずかですてきな青年でした。ところが、今年の人は、ぜんぜんちがっていたのです。教会ねこのサムソンと、なかまのねずみたちは、なんとかがまんしようとしたのですが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
20
ねこのサムソン・シリーズ2、1993年刊行。表紙を見ると、最近刊行されている教会ねずみのシリーズと合致するものもありますが、この作品はまだ刊行されていないようです。バカンスに行った牧師の代理として赴任した牧師はねずみ恐怖症。ねずみを捕まえるようにはっぱをかけられるサムソンの苦悩と何とか居場所と食べ物の確保をする為に、知恵を働かすねずみたち。偶然も重なって、騒ぎはあらゆる方向に…とてもおもしろいお話しです。それにしても牧師さんをこんなにネタにしていいのかしら(笑)2012/10/05
たまきら
16
時代を感じさせるすっごい代理牧師さんにオカンが大うけでした。オタマは「にせものの牧師さん」と解釈。大笑いしました。新しい教会猫のほうが本当はえらいのになあ…。うちの羽虫すら殺せないアカトラそっくり。きっと著者も仕事をしない家の猫に呆れてこの本を描いたに違いない!2016/02/29
ヒラP@ehon.gohon
11
まずはとんでもない代理牧師の登場にビックリしました。 それからはドタバタ喜劇がフルスピードで始まります。 ちょっと教会のイメージをぶち壊すような内容なので、品はありません。 絵本でしか描けないお話かもしれません。2019/07/21
みかん@道北民
6
ドタバタが物凄く楽しいv代理の牧師さんユニーク過ぎです。一番被害を被ったねずみたちとねこですが、信者さんたちは何も言わなかったのだろうか…。それ以前に勝手に物置改造していいのかよ、ちゃんと色々引き継ぎしろよ、と言いたくなりますが…(笑)2013/06/15
ひなにゃんこ
4
★3.5 これでシリーズの邦訳8作読了。牧師さんが夏休みの旅行に出掛け、代理牧師がやってきた。この代理牧師、なんとヒッピーみたいな奇抜なキャラ(しかも口調がオネエ!)。猫のサムソンとねずみ達が暮らす物置部屋は派手に模様替えをされ、聖歌隊はロックバンドみたいに。その上ねずみ嫌いで、教会ねこならねずみを捕まえろと言われて困ってしまうサムソン。代理牧師を追い出そうと計略を立てて…。 犬猫補導所の場面はちょっとブルーに。保護施設っぽいんだけど「おとなしくなるまで冷水1日2回」って…。逃げ出した後どうしたんだろう。2013/01/24
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- 和書
- 有限な理性