文化とまちづくり叢書<br> ミュージアム評価の再設計―成果・外部便益・財政を結ぶ

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文化とまちづくり叢書
ミュージアム評価の再設計―成果・外部便益・財政を結ぶ

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880656052
  • NDC分類 069
  • Cコード C3036

出版社内容情報

評価するとはどういうことか?

成果を得るとはどういう意味か?

博物館に求められる価値、役割の多様化が進むなか、

1.政策・設置者の視点 2.マネジメントの視点 3.受益者の視点 から

非営利の常設機関としての、公的財源と社会的な利益との結びつきを「見える化」する。



ミュージアムは「臨床の知」を提供する。

感覚や感情に満ちあふれた世界--博物館で来館者が受け取るものは、まさに「体験」である。この世界を取り除いた客観的価値は、どれほど有用に見えても、それだけでは博物館を評価できない。

では、博物館のどのような役割での評価を測り、定め、活用していくのか。

博物館の価値--結局は社会にとってどのような意義があるのかを、納税者や地域住民に「見える化」して差し出すための議論と提言。


【目次】

第1章

日本における博物館評価の研究・実践の歴史と現在地(佐々木 亨)

1. 博物館評価史(1957~1999)

2. 展示評価に関する江戸東京博物館での実践と滋賀県立琵琶湖博物館におけるシンポジウム&ワークショップ開催

3. 2000年以降の10年間における法令整備と博物館評価に関する調査報告書

4. 東京都江戸東京博物館の設置者評価で用いられた「事務事業評価」の現状と課題

5. 「事務事業評価」における課題克服に向けた試み

6. 博物館における事業評価の現在地



第2章

事業のマネジメント・サイクルと評価(林 勇貴)

1. 事業体系図の策定と事前評価(Plan)

2. 事業の実施過程における評価(Do)

3. 事業の事後評価(Check)

4. 事業の改善(Act)



第3章

ロジックモデルを活用したミュージアムの評価(源 由理子・佐々木 亨)

1. 評価学におけるロジックモデルの位置づけ

2. 滋賀県立琵琶湖博物館の展示リニューアルにおけるロジックモデルの活用:評価設計、評価結果、その解釈と活用

3. ロジックモデルのさらなる活用に向けて:創発的マネジメントの道具として



第4章

仮想評価法によるミュージアムの評価(林 勇貴)

1. ミュージアムを取り巻く現状と課題

2. ミュージアムの準公共財としての特性

3. 外部便益の評価

4. ミュージアムを対象とした便益の計測

5. 結論:CVMによるミュージアム評価の意義と課題



第5章

ミュージアムの財政と評価(後藤 和子)

1. なぜミュージアム評価に財政の視点が必要なのか

2. 日本の博物館の現状を概観する

3. ミュージアム財政に関する経済理論

4. ミュージアムの収入と支出

5. ミュージアムの税制

6. ミュージアム評価における財政の重要性



第6章

ミュージアム現場における調査報告書の活用と課題

1. 佐久間大輔「博物館が存在する価値を量る」(抄)

2. ディスカッション:「調査報告書」はどのように受け止められたのか、評価結果やデータはどういう役割を担っているのか

3. ディスカッション終了後における各発言者からのコメント

内容説明

ミュージアムは「臨床の知」を提供する。感覚や感情に満ちあふれた世界―博物館で来館者が受け取るものは、まさに「体験」である。この世界を取り除いた客観的価値は、どれほど有用に見えても、それだけでは博物館を評価できない。では、博物館のどのような役割での評価を測り、定め、活用していくのか。博物館の価値―結局は社会にとってどのような意義があるのかを、納税者や地域住民に「見える化」して差し出すための議論と提言。

目次

第1章 日本における博物館評価の研究・実践の歴史と現在地
第2章 事業のマネジメント・サイクルと評価
第3章 ロジックモデルを活用したミュージアムの評価
第4章 仮想評価法によるミュージアムの評価
第5章 ミュージアムの財政と評価
第6章 ミュージアム現場における「調査報告書」の活用と課題

著者等紹介

佐々木亨[ササキトオル]
合同会社エ・バリュー共同代表、北海道大学名誉教授、小樽市総合博物館長、放送大学客員教授。北海道大学で文化人類学を学び、北海道立北方民族博物館学芸員として勤務、その後、大学教員となり、2025年3月に北海道大学 文学研究院 博物館学研究室を定年退職し、現職。研究および実務として扱っている領域は、ミュージアムや文化施設での来館者調査の設計・実施、評価の設計・実施の伴走支援

林勇貴[ハヤシユウキ]
大分大学経済学部准教授。関西学院大学経済学部卒業、関西学院大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員を経て現職。文化庁文化審議会文化施設部会委員等を兼任。現在は公共施設・文化施設の評価、固定資産税が都市空間構造に与える影響等を研究

源由理子[ミナモトユリコ]
合同会社エ・バリュー共同代表、明治大学名誉教授、東京藝術大学芸術未来研究場客員教授。東京工業大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。国際協力機構(JICA)等を経て現職。専門は評価論。実践家参加による質的評価をテーマに、主に自治体・NPO評価、芸術文化・社会福祉領域の評価実践研究に取り組む

後藤和子[ゴトウカズコ]
同志社大学創造経済研究センター研究員、埼玉大学名誉教授。京都大学大学院経済学研究科修了、博士(経済学)。埼玉大学教授、エラスムス大学ロッテルダム客員教授、摂南大学経済学部教授を経て現職。専門分野は文化経済学、財政学、文化経済学会〈日本〉会長、Association for Cultural Economics International理事等を歴任

佐久間大輔[サクマダイスケ]
大阪市立自然史博物館学芸課長。大学院在学中に自然を読み解く視点として菌類を専門に選ぶ。1996年に学芸員となり、里山や博物館、特にミュージアムコミュニティや広域連携についても実践と研究を進めている

坂本昇[サカモトノボル]
伊丹市昆虫館館長・学芸員。大阪教育大学大学院教育学研究科中途退学。伊丹市昆虫館学芸員、伊丹市立生涯学習センター、伊丹市立図書館南分館を経て現職。伊丹市昆虫館で展示開発や教育系の事業、地域での活動などに取り組む。日本博物館協会棚橋賞、日本展示学会論文賞・作品賞を受賞

里口保文[サトグチヤスフミ]
滋賀県立琵琶湖博物館・上席総括学芸員。大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程修了。博士(理学)。地質学担当学芸員としての博物館運営業務と、琵琶湖の地史など第四紀を中心とした地質学的研究を進めている。日本地質学会研究奨励賞、日本第四紀学会学術賞受賞

関谷泰弘[セキヤヤスヒロ]
コンサルティング会社所属。新卒で東京国立博物館に就職後、展示、企画、評価、財務分析、渉外開発等の業務に従事。サンフランシスコ・アジア美術館、ICOM京都大会準備室、文化庁を歴任後、現職。ミュージアムと社会の関係について継続的に研究。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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