内容説明
世界のあり方自体が問われるなか、アートのあり方も変わる。制度や権威による承認を伴う芸術祭からの脱却は可能か?2020年代、パンデミック後という2つの節目をとらえ、領域横断的な議論によって、アートの行方を展望する。
目次
第1章 ビエンナーレ・トリエンナーレの行方―領域横断的な視点から(「ドクメンタ15」がアート・ワールドに提示した問いとは?(〓田隆之)
「参加」の広がり―国際芸術祭「あいた2022」を振り返って(中村史子)
芸術祭におけるボランティア/サポーターの成立と展開(藤原旅人)
各パネリストへの応答と論評(山本浩貴)
パネルディスカッション、質疑応答(中村史子・藤原旅人・〓田隆之・山本浩貴))
第2章 いちはらアート×ミックス―“森ラジオ ステーション×森遊会を事例に”(〓田隆之)
第3章 水と土の芸術祭と小須戸ARTプロジェクト―芸術祭位終了後の市民によるアートプロジェクトをめぐって(石田高浩)
第4章 札幌国際芸術祭2024―新しい芸術祭と市民との関わり(漆崇博)
著者等紹介
〓田隆之[ヨシダタカユキ]
大阪公立大学大学院都市経営研究科教授。日本文化政策学会理事。博士(学術)、公共政策修士(専門職)。東京藝術大学大学院音楽研究科修了。愛知県庁在職時にあいちトリエンナーレ2010を担当。研究テーマは、文化政策・アートプロジェクト論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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