内容説明
ケインズが誕生させた英国アーツカウンシルは、なぜコミュニテイ・アートに積極的に支援を行い、そして突如としてそれを打ち切ったのか?カウンシルのアート政策の転換点、アーティストとの対立構図とジレンマ…現代アートシーンに至る謎の全容を丹念に追う。
目次
序章
第1部 英国コミュニティ・アート運動(基本構造と再定義;理念的支柱:カルチュラル・デモクラシー;歴史的変遷:3つの時代区分;ロンドン・イーストエンドのコミュニティ・アート)
第2部 英国アーツカウンシルとコミュニティ・アート(英国アーツカウンシルとは:4人のリーダにみる50年史;コミュニティ・アート政策:5つの転換点と3つの専門グループ;コミュニティ・アーティストとの対立)
終章
おわりに:トロイの木馬の残像―アウトリーチへの継承
著者等紹介
小林瑠音[コバヤシルネ]
芸術文化観光専門職大学講師。ウォーリック大学大学院修士課程修了(MA)、神戸大学大学院国際文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。神戸大学国際文化学研究推進センター学術研究員、京都芸術大学大学院グローバルゼミ・プログラム・オフィサー、奈良県立大学非常勤講師などを経て2022年より現職。専門は英国文化政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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