内容説明
長屋がつくる―大阪発、未来型コミュニティの物語。これは長屋人(ながやびと)の物語である。どんな人が住み、何を実現しているか。まちと暮らしはこれからどこへ行くのか、行けるのか?1部では長屋人の物語が語られる。長屋を舞台の新鮮なライフスタイル。居場所、絵本図書館、癒し教室、交流・福祉事業。2部では、長屋の空間的・経済的な可能性を探る。3部では大阪モデルにとどまらず、数多くの他事例と連携し新しい長屋のムーブメントを巻き起こすための戦略を提言する。
目次
1部 長屋人(ながやびと)の物語―どんな人が住んで、何を実現しているか(長屋で夢が実現した;まちにひらく、まちをひらく;まちを豊かに)
2部 空間的・経済的可能性―人と地域の潜在力を引き出す(長屋と路地のまち;大家さんにとっての長屋の可能性;長屋暮らしとリノベーション)
3部 次のステップ―暮らしにひらくまちづくり(オープンナガヤ大阪編年記;長屋再生のKEY、ネットワークと情報)
著者等紹介
藤田忍[フジタシノブ]
大阪市立大学名誉教授。大阪公立大学大学院生活科学研究科客員教授。専門はまちづくり。学術博士。一級建築士。大阪府建築士会まちづくり委員会委員長などを務め、現在特任顧問。都市住宅学会業績賞「大阪長屋の保全・活用技術を発信する『オープンナガヤ大阪』の連続開催」ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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