幕末下級武士の絵日記―その暮らしの風景を読む (新訂)

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幕末下級武士の絵日記―その暮らしの風景を読む (新訂)

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  • サイズ B5判/ページ数 205p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784880654591
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0021

内容説明

減給、降格なんのその、友を思い、家族を慈み、情にほだされ、大の世話好き。酒の失態数知れず…サラリーマンなら失格間違いなし!そんな武士のまわりには、色んな人が集まってくるのでした。オールカラー版挿し絵180点。

目次

第1章 江戸から帰藩後の風景
第2章 石城たちが暮らした城下町と家
第3章 自宅の風景
第4章 下級武士の友人宅の風景
第5章 中級武士の友人親戚宅の風景
第6章 寺の風景
第7章 酒店と料亭の風景
第8章 城下町郊外の風景
第9章 世相と時代
第10章 ふたたび自宅の風景
第11章 母よりの手紙とやすらぎのひととき

著者等紹介

大岡敏昭[オオオカトシアキ]
1944年、神戸市生まれ。熊本県立大学名誉教授。九州大学大学院工学研究科博士課程(建築学専攻)修了。工学博士。歴史は現代の問題から遡るべきとの理念をもって、古代から現代にかけての日本住宅と中国住宅、およびその暮らしの風景を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

27
実に楽しい絵日記です。時代は幕末、石城という武士の目を通して当時の暮らしぶりがわかります。武士ならではの和術、身だしなみ、人付き合いはもちろんのことかなりの読書家で酒も大好き、子供に対する思いやり、何より人に向ける視線の柔らかさ、とても参考になりました。2019/08/05

六点

16
出版されるや広く読書子に迎えられた、幕末の忍藩士尾崎石城の絵日記である。趣味の画人として十分な才能を持っていた尾崎の柔らかい描線に描かれる、彼を巡る周囲の身分の高下を問わぬ友人たちのなんと温かいことか。蟄居を命ぜられても、友人たちと語り、武士とはいえ台所に立ち、酒を飲んで騒ぐ。このような人々の基盤を破壊したのが、明治維新であるのだなあと思う。著者はサメの刺し身が行田市で食べられていた事に驚いているが、身の成分にアンモニアを多く含むサメは腐りにくく日本の内陸では広く食されていた。ボラは汽水域に入るしね。2019/12/26

パトラッシュ

16
幕末動乱期の武士は攘夷や倒幕に奔走するイメージだが、幕府の親藩に生まれたため時代に参加できなかった男が残した絵日記が抜群に面白い。名もなく貧しく力もない下級武士とその家族が肩を寄せ合い生きる姿は、時代劇とはまるで違う当時の生活ぶりを手に取るように見せてくれる。思わずクスっとしてしまう絵の数々は、ジョージ秋山の『浮浪雲』を思わせて実に楽しい。筆者の石城は人望厚い酒好きなのだから、これで歴史上の人物と出会ったりしたら本当に漫画の世界だ。『鳥獣戯画』が漫画の元祖とされるが、こちらはストーリー漫画の祖ではないか。2019/08/23

Sakura

14
幕末、下級武士である尾崎石城の絵日記。こんなものがあったのか!というのが最初の衝撃。読み進めるにつれ、素朴な生活ぶりがありのままに残されているのに驚く。重陽の日を迎えるも貧窮し、袷の用意ができない為風邪をひいたことにして引きこもっていたら本当に風邪をひいたとか、近所のお寺の和尚と毎日のように飲んだくれ、帰り道に堀に転げ落ちてしまったとか。なんとも滑稽でのどかな暮らし。いわれのない逼塞を命じられたり、いいことばかりではないが、人情味ある人々の交流に心が温まります。筆によるたくさんの挿絵もいい味出しています。2020/03/12

hal

12
現在の埼玉県行田市の忍藩の武士、尾崎石城という人の絵日記。幕末らしい記述もあるが、毎日のように近所の友人たちと一緒に御飯を食べたりお酒を飲んだり昼寝したり泊まったりしている様子が実にのんびりしている。この時代は、友達の家に行き、友達がいなくても、そこでご飯食べたりお風呂に入ったりが普通だったようで、幕末に下級武士たちが政治談義で盛り上がって倒幕に向かったのは、暇だったからじゃないかとすら思った。現在の日本のブラック企業勤めでは、倒幕する余力もないのでは。2019/06/09

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