出版社内容情報
加熱する不動産開発の果てに待つ未来とは
地上70m の高さから渋谷の街を一望できる劇場「東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ)」、丸の内・大手町に忽然と現れる3,600 ?uの森「大手町の森(大手町タワー)」、銀座四丁目交差点を見下ろす芝生広場や屋上農園「銀座テラス(銀座三越)」など。
2000 年代の不動産開発は実に、バブル期に匹敵する巨額投資がなされていた。そしてこれから5年、オリンピックに向け拍車がかかる不動産投資と開発ラッシュ。 その果てに東京を待つ未来とは!?
特区制度「都市再生」による成果や課題を通して今後の東京における不動産開発のあり方を論じる、気鋭の力作。
【著者紹介】
1979年生まれ。2006年筑波大学大学院環境科学研究科修了後(株)野村総合研究所に入社。都市政策や不動産開発・投資に関する調査研究やコンサルティングに従事。工学博士(筑波大学)。2012年内閣官房地域活性化統合事務局都市再生の推進に係る有識者ボード経済効果ワーキンググループ委員。2015年から三井不動産アメリカ(株)で不動産開発・投資に関する調査研究に従事。主著に『社会インフラ次なる転換』(共著、東洋経済新報社)『徹底分析アベノミクス成果と課題』(共著、中央経済社)『東京・首都圏はこう変わる! 未来計画2020』(共著、日本経済新聞社)。
内容説明
近年の東京における不動産開発を俯瞰し、その光と影を分析。特に都市再生特別地区が抱える問題点や課題を明らかにする。不動産開発は新たな価値を創出する触媒ともなり得るが、時としてゴーストタウンを生み出すこともある。では東京の場合は?
目次
第1章 ガラパゴス化する東京の不動産開発(バブル期に匹敵する不動産開発の増加;第一のガラパゴス化:市場の論理から乖離した用途構成 ほか)
第2章 都市再生の発案と構築(経済対策として発案され選挙対策として始動した都市再生;小泉内閣による都市再生本部の設置 ほか)
第3章 都市再生の光:地価上昇と多様な公共貢献の創出(再生した大都市中心部;再生の最大要因は規制緩和による不動産開発 ほか)
第4章 都市再生の影:不透明な規制緩和の手続き(事前相談によって全てが決定される都市再生特別地区;民間事業者と自治体職員との事前相談の実態 ほか)
第5章 今後の東京に求められる不動産開発のあり方(高く評価される丸の内・大手町と六本木・赤坂の不動産開発;利用主体で異なる大規模複合施設やエリアの評価構造 ほか)
著者等紹介
北崎朋希[キタザキトモキ]
1979年生まれ。2006年筑波大学大学院環境科学研究科修了後(株)野村総合研究所に入社。都市政策や不動産開発・投資に関する調査研究やコンサルティングに従事。博士(工学)。2012年内閣官房地域活性化統合事務局都市再生の推進に係る有識者ボード経済効果ワーキンググループ委員。2015年から三井不動産アメリカ(株)などで不動産開発・投資に関する調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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