出版社内容情報
近い将来において孤独死は高齢者だけではなくなり、あなたの身近に起こりうる緊急の社会問題となる。家族関係、ワーキングプア、生活保護など現代日本の問題点に警鐘を鳴らし、絆を取り戻すために何が必要かを考える座談会。
“無縁社会”の中で毎年3万2千人が孤独死する。
少子化、非婚、独居……。
近い将来において、孤独死は高齢者だけの問題ではなくなる。
血縁や地縁が崩壊しつつある現在、孤独死はあなたの身近に起こりうる緊急の社会問題である。薄れる家族関係、ワーキングプア、生活保護など現代日本の問題点に警鐘を鳴らし、人と社会のとの絆を取り戻すために何が必要かを考える座談会。
出席者は島薗進、鎌田東二、山田昌弘、一条真也、奥田知志、佐々木かをり。
内容説明
毎年3万人以上が“孤独死”するこの国を、大震災が襲った。6人の論客が“有縁の未来”を模索する。
目次
「孤独死」3万人の衝撃
「無縁」と「社会」との断絶
縁をつなぐ社会に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
3
考えさせられた。ハウスレスとホームレス、ホームレス狩りを行う中学生の立ち位置、コミュニティ、等々。2017/10/12
blacktiger006
0
無縁社会というキーワードに関しては存じていたが、指摘されていたように「無縁」と「社会」とは矛盾した言葉であるように思えた。そしてその無縁というのも「無くなった」のではなくかつてあった縁が「切れた」だけでありこれからはその縁を再び繋ぐコーディネートが必要であるという提案に今後の日本で必要とされるものを考えさせられた。2017/08/04
jupiter68
0
まあこんな感じでしょうか、という話。 しかし、ますますコミュニティの崩壊が現実的になってきたということを感じる。高齢化社会をどのように乗り切るのか、今の段階では回答がないなあ。みんなで頑張らないと!2012/08/21