出版社内容情報
朝は紅茶の香りで目覚め、午後は友達を招いてパーティーを、夜は独りでくつろぎのナイトティー。紅茶をとことん楽しむためのヒント。 今、女性誌などを中心に紅茶や中国茶の特集が組まれ、大人気である。紅茶の持つイギリスの知的香り、スコーンなどお菓子の楽しみ、いろいろなティーバリエーション……一杯で幸せな気分になれるというのが、その最大の魅力だという。 著者は1967年生まれの31歳、現在ブルックボンドハウスの副支配人をつとめている。また東京銀座、青山にある紅茶店の運営に従事しながら、紅茶教室の企画や「英国紅茶ツアー」の企画・同行も行っている。 紅茶はまた、その味覚だけでなく、茶器(陶磁器)もまた大きな楽しみのひとつである。著者は海外で過ごすことが多いため、ロンドンのウェッジウッドはもちろん、ドイツやウィーンなどの窯元を訪ね、その魅力も本書で存分に味わえる。 紅茶のもう一つの隠れた魅力は、人と人との温かい出会いである。著者も海外のあちこちで、素晴らしい出会いをしている。ともかく、読むほどに紅茶の奥深さに目を見張る一冊である。
内容説明
一杯から広がるしあわせ。英国式マナー、お菓子とフルーツ、茶葉えらび、陶磁器の楽しみ…。至福の時間をどうぞ。
目次
第1章 紅茶の香りでめざめる朝
第2章 紅茶をおいしくいれる秘訣
第3章 陽光あふれる穏やかな時間
第4章 魅力に満ちたティーバリエーション
第5章 くつろぎの午後は友人を招いて
第6章 紅茶とお菓子の幸せな関係
第7章 静寂につつまれる夜に
第8章 紅茶をめぐるささやかな旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダリア
2
紅茶エッセイ本。一章一章が短くて読みやすく、押し付けがましくない点が好ましい。驚いたのが、お菓子のバター比率。薄力粉と同量のバターを使うのだ。ミス・マープルがバートラム・ホテルでマフィンにたっぷりバターが入って、という箇所があったのを思い出した。 スコーンと紅茶でお茶したくなる本だ。 2016/09/17
春色
0
紅茶メーカーに勤める筆者が好きな英国・紅茶について語った本。簡単な紅茶の歴史、英国での紅茶の変遷、そして少しだけどアレンジ紅茶や紅茶に合うお菓子のレシピも。2009/11/19