内容説明
築後数十年経過した古い団地。これを社会の「ストック」と見なして再生していくにはどうしたらよいのか―。住まいとコミュニティのあり方を変える「団地再生まちづくり」がいよいよ始まる。
目次
第1章 団地再生が担う“地域の未来”(欧米とアジアの団地再生―再生という行為にとって何が大切か;団地再生で周辺との連携を強化―環境や生活の質向上へ ほか)
第2章 “水・緑・風”を活かした再生のデザイン(明るい団地の条件とは―ドイツ・ライネフェルデから考える;“みどり”の力で活気を取り戻す―快適な生活を楽しみつつ、資産価値も高める ほか)
第3章 団地をよみがえらせる「しくみ」(元気なまちであり続けるために―成熟期のニュータウン再生まちづくり;歩いて暮らせる郊外拠点を―棟別再生、高齢者施設、サービス導入が鍵 ほか)
第4章 再生のための技術と設備(マンションリフォーム工事の現場から―改修工事の手法と方法;「居住者の自主改修」という実験―一つの生活デザインから始まる団地再生 ほか)
団地再生に取り組む―活動報告(都市住宅学会関西支部「住宅団地のリノベーション研究委員会」;都市住宅学会中部支部「住宅市場研究会・住宅再生部会」 ほか)