出版社内容情報
ホールや劇場、公園、駐車場など「公の施設」の管理運営が、自治体の指定を獲得した民間企業やNPOなどに委ねられるようになって、はや3年。施行前とは、明らかにちがう動向が見えてきた。
本書は、指定獲得までのノウハウや管理者になってからの新たな業務などを、実践の現場から詳細にレポート。ロングセラーとなった前作を凌ぐ量・質で、現行の担当者はもちろん、実務家にも、新規参入を考えている団体・個人にも待たれていた一冊。
6万1565件(総務省調べ)にまで激増した全国の指定管理者が直面する、話題の制度の「いま」と「これから」。発売当初もっとも売れた「指定管理者本」待望の続編!
PART1:指定管理者は今どうなっているか
1.指定管理者制度のいま-制度の概要と論点(片山泰輔)
2.指定管理者制度の移行の現状と課題
第一期の導入状況と第二期へ向けて(草加叔也)
行政側からみた留意点・指定管理者側からみた留意点(笠井敏光)
3.指定管理者からの報告
三重県文化振興事業団……管理者の裁量権拡大を活した取組と制度の課題(松浦茂之)
シアターワークショップ-指定管理者の次に来るものは(伊東正示)
NPO法人芦屋ミュージアムマネジメント……芦屋市立美術博物館をめぐる事情とその展望(柿木央久)
多治見市文化振興事業団……指定管理者への道(菱川浩二)
4.民間企業のトップランナーに聞く(松本茂章)
アクティオ株式会社
サントリーパブリシティサービス株式会社
PART2:指定管理者制度の可能性を探る
1.指定管理者制度を検証する-選定と業績評価手法をめぐって(中川幾郎)
2.地域ガバナンスと指定管理者制度(松本茂章)
指定管理者制度の光と影……「民は担う公共」の可能性(桧森隆一)
内容説明
多くの指定管理者が再選定されるであろう07~08年に向け、制度の「いま」と「これから」をさまざまな立場から検証・提言する。
目次
1 指定管理者は今どうなっているのか(指定管理者制度の今―制度の概要と論点;指定管理者制度への移行の現状と課題;指定管理者からの報告;民間企業に聞く指定管理事業の最前線)
2 指定管理者制度の可能性を探る(指定管理者制度を検証する―選定と業績評価手法をめぐって;地域ガバナンスと指定管理者制度;指定管理者制度の光と影―「民が担う公共」の可能性)
著者等紹介
中川幾郎[ナカガワイクオ]
1946年生まれ。帝塚山大学法政策学部教授。行政学、地方自治論、都市政策を担当。同志社大学卒。1969年に豊中市役所に勤務、市長公室広報課長を最後に退職。大阪大学大学院・国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。文化経済学会(日本)理事、関西支部長。日本コミュニティ政策学会理事
松本茂章[マツモトシゲアキ]
1956年生まれ。県立高知女子大学文化学部教授。文化政策学、まちづくり政策論を担当。早稲田大学卒。同志社大学大学院・総合政策科学研究科博士課程(前期)修了。読売新聞大阪本社社会部記者、支局長などを経て、2006年4月から現職。日本アートマネジメント学会関西部会長、文化経済学会“日本”関西支部事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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