出版社内容情報
古都が挑んだ「地域の芸術文化環境づくり」が全国のモデルケースに!!
京都芸術センターは統廃合によって閉校となった小学校の校舎を再利用して2000年に 設立。これまで、多くが貸館レベルにとどまっていた自治体運営のホール、ギャラリー に対して、「演劇の稽古場」「舞台装置の制作現場」「ワークショップのスペース提 供」など、芸術の孵化装置としての機能に重点を置いた。これら試みが高く評価され、 2004年には第1回JAFRA(地域創造)アワード受賞。本書では設立から運営に至る官民協働の実態と京都市文化政策の形成プロセスを初めて紹介。巻末には京都芸術センター 設立の根拠となった行政文書や各条例、事業内容・事業評価などの資料も掲載。自治 体文化政策のケーススタディとして充実した内容となっている。
第1部 芸術創造拠点と自治体文化政策
芸術創造と自治体の役割
京都芸術センターの活動と運営システム
京都芸術センター設立における官民協働
芸術創造拠点とヒューマンウエア
文化政策の課題と展望
第2部 京都の芸術文化振興をめぐる多彩な人々
第3部 資料編
目次
第1部 芸術創造拠点と自治体文化政策(芸術創造と自治体の役割;京都芸術センターの活動と運営システム;京都芸術センター設立における官民協働;芸術創造拠点とヒューマンウエア;文化政策の課題と展望)
第2部 京都の芸術文化振興をめぐる多彩な人々
第3部 資料編
著者等紹介
松本茂章[マツモトシゲアキ]
1956年生まれ、京都府在住。文化政策研究者。大阪商業大学・大阪経済大学非常勤講師。文化経済学会「日本」関西支部・日本アートマネジメント学会関西部会事務局長。関西経済連合会・関西アートベンチャープロモーションフォーラム企画委員。早稲田大学卒業。同志社大学大学院・総合政策科学研究科博士課程(前期課程)修了。全国紙社会部記者、支局長などを経て、ホール経営の会社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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