内容説明
陪審員が明かすゲッツ裁判の真相。1984年12月、ニューヨークの地下鉄内で、白人青年バーナード・ゲッツは4人の黒人非行少年を銃撃し、重傷を負わせた。裁判で12人の賠審員は13の容疑に対し、ただひとつ銃器不法所持罪だけを有罪とした。法はなぜ、この“ガンマン”の私刑を許したのか?-「正当防衛」の解釈をめぐり、アメリカ社会全体を揺るがした裁判の全貌。
目次
容疑
予備尋問、私は選ばれた
公判開始
冒頭陳述
初期証拠と不十分な証拠
オーディオテープ
サリー・スミサーン
キャンテイ、アレン、ラムサー(第2ラウンド)
目撃者
マイラの銃
クリストファー・ブーシェとビデオ・テープ
アンドリア・リードとラムサー(第2ラウンド)
弁護側立証
銃傷、弾道、X線等
後半の証拠と不十分な証拠
弁護側最終弁論
ウォプルスの反撃
賠審の審議
判決