幼な子ボラナト

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幼な子ボラナト

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  • サイズ A5変判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880594323
  • NDC分類 929.81
  • Cコード C0098

内容説明

タゴールは1920年にアメリカを訪問した折、富への飽くなき追及が人間性を蝕んでいく様を見て心を痛めた。その反動から、幼な子の世界の真理を「ボラナト(シヴァ神の別名)」の無欲でこだわりのない姿に託し、詩集「幼な子ボラナト」は書き上げられた。タゴールはすでに百年前から、物質文明の果てなき欲望が、自然破壊や人間性喪失をもたらすことになると警鐘を鳴らしていたのである。

目次

ヤシの木
月の媼
日曜日
時間がなくなる
思い出す
こわれた人形
文盲
七つの海の岸辺へ
天文学者
遊びを忘れる
道に迷う
疑い深い
王さまと王妃さま
遠方
バウル(吟遊詩人)
いたずら好きな
イッチャモティ川
誰かのお母さん
不幸な王妃さま
石工
眠りの真相
二人のぼく
この世に住む人
言葉のやりとり
雨と太陽
幼な子ボラナト
幼な子の人生

著者等紹介

タゴール,ラビンドラナート[タゴール,ラビンドラナート] [Tagore,Rabindranath]
1861‐1941。インドの詩聖。文学、哲学、教育、音楽、絵画など多方面で数多くの業績を残す。1913年詩集「ギタンジャリ」によりアジアで最初のノーベル文学賞を受賞。多彩な創作の中で最上のものは歌であると自ら述べているように、作詩作曲の歌は2000曲に及ぶ

神戸朋子[カンベトモコ]
東京都生まれ。1976~77年インド西ベンガル州のVisva‐Bharati大学においてベンガル語を学ぶ。当地にてタゴール歌曲と出会い、タゴールの直弟子Sri Santidev Ghoshに師事。歌詩翻訳を続ける一方、1983、87、90年Santiniketanにて、85、89、90年Kolkataにてタゴール歌曲のリサイタルを開催。日本においては1983~2009年まで毎年1回リサイタルを開催。タゴール歌曲の紹介に務める

神戸留美子[カンベルミコ]
1971年東京学芸大学美術科卒。80年西宮大谷記念絵本原画展入選「河」、90年日仏現代美術展入選、2015年イルフ美術館童画展入選、新美南吉記念館原画展入選など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

63
1920~21年の間アメリカに滞在していたタゴールは、物質文明の暗闇の中で息ができない状態で過ごした。過度の所有欲や物質欲に支配され人間性が失われていく人々の姿を目の当たりにし、幼な子の無心で純粋な世界に惹かれて書き始められたのが「幼な子ボラナト」。「ボラナト」はシヴァ神の別名で、「ボラ」はベンガル語で「忘れる」の意味。幼な子の忘れっぽく執着がないところが無欲で忘れっぽいシヴァ神と同じであるとし、無垢な幼な子の言葉で人間性喪失への警鐘を鳴らしている。心に残ったのは、「ヤシの木」「日曜日」「こわれた人形」。2022/05/08

けんとまん1007

44
先に読んだ本で、タゴールを初めて知ったので、読んでみた。時代背景や文化背景がわからないので、理解が半分以下かもしれないと思いつつ、独特の言い回しに惹かれるものがある。詩であり、韻文であり、哲学書であり・・・。旋律が聴こえてくるようでもある。人間としての在り方を、伝えながら、ある意味、これから先への警鐘を鳴らしている。インドで文化の一部になっているというのも、わかるような気がする。2022/05/17

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