内容説明
科学技術社会と呼ばれる現代において、科学・技術は社会に福音をもたらすばかりではなく、大規模な事故や悲惨な事故の原因にもなっている。コロナ禍にどう対応するか、日本学術会議の問題、原子力・AI(人工知能)などの科学技術とどう向き合うか…同時代の動きを科学の目線で見つめ、解決のヒントを探る。次代の科学者たちに向けた講演録も所収した、バラエティ豊かなエッセイ集。
目次
1 コロナ禍にどう対応するか(流言蜚語;ショック療法 ほか)
2 日本学術会議の問題(日本学術会議会員発令拒否事件;日本学術会議と軍事研究 ほか)
3 科学を志す若者へ 講演録(進展する軍学共同と子どもの未来;全科目への架け橋としての国語 ほか)
4 社会とシンクロナイズする科学(科学・技術の報道に期待すること;科学者の倫理と役割 ほか)
5 科学アラカルト(ホーキングの賭け;アインシュタインの教育論 ほか)
著者等紹介
池内了[イケウチサトル]
1944年、兵庫県生まれ。宇宙物理学、科学技術社会論。総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授。『お父さんが話してくれた宇宙の歴史』(全4巻、岩波書店)で産経児童出版文化賞JR賞、日本科学読物賞、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)で講談社科学出版賞、『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』(みすず書房)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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