いま、息をしている言葉で。―「光文社古典新訳文庫」誕生秘話

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いま、息をしている言葉で。―「光文社古典新訳文庫」誕生秘話

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880594101
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ドストエフスキー、カント、親鸞……なぜ、21世紀に古典が蘇ったのか!? 光文社古典新訳文庫・創刊編集長の奮戦記。古典はもはや読むに値しないのだろうか、いや、噛めば噛むほど味わい深く、そこには人がものを考えるためのエッセンスが凝縮されている。古典にこそ読書の醍醐味はある。そんな信念のもと、数多ある外国文学・思想を新訳し、文庫シリーズとして刊行する企画を立ち上げた。企画段階では「そんなの夢ですよ」と一蹴され、制作に入ると文学性とビジネスの板挟みに苦悶しながらも、訳者と肩を並べて翻訳を練りに練る。編集長を退いた後も販促イベントを積極的に企画し、市場の活性化をはかる……。道なきところに道を拓く、光文社古典新訳文庫・創刊編集長の奮戦記。

序 章 救いがたい夢想家
第1章 「週刊宝石」に学ぶ
第2章 孤独な読書
第3章 海外旅行が教えてくれたこと
第4章 「古典新訳文庫」創刊決定
第5章 翻訳の多様性
第6章 本のフォーマット
第7章 ついに発売!
第8章 新訳に何ができるか?
終 章 オフラインのイベントから
〈光文社古典新訳文庫〉刊行一覧

駒井 稔[コマイ ミノル]
著・文・その他

内容説明

古典はもはや読むに値しないのだろうか、いや、噛めば噛むほど味わい深く、そこには人がものを考えるためのエッセンスが凝縮されている。古典にこそ読書の醍醐味はある。そんな信念のもと、数多ある外国文学・思想を新訳し、文庫シリーズとして刊行する企画を立ち上げた。企画段階では「そんなの夢ですよ」と一蹴され、制作に入ると文学性とビジネスの板挟みに苦悶しながらも、訳者と肩を並べて翻訳を練りに練る。編集長を退いた後も販促イベントを積極的に企画し、市場の活性化をはかる…。道なきところに道を拓く、光文社古典新訳文庫・創刊編集長の奮戦記。

目次

序章 救いがたい夢想家
第1章 「週刊宝石」に学ぶ
第2章 孤独な読書
第3章 海外旅行が教えてくれたこと
第4章 「古典新訳文庫」創刊決定
第5章 翻訳の多様性
第6章 本のフォーマット
第7章 ついに発売!
第8章 新訳に何ができるか?
終章 オフラインのイベントから

著者等紹介

駒井稔[コマイミノル]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1979年光文社入社。広告部勤務を経て、1981年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。1997年に翻訳編集部に異動。2004年に編集長。2年の準備期間を経て2006年9月に古典新訳文庫を創刊。「いま、息をしている言葉で。」をキャッチフレーズに古典の新訳を刊行開始。文学のみならず哲学、社会科学、自然科学の新訳も手掛け、10年にわたり編集長を務めた。現在、光文文化財団に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syota

38
①エンタメ、実用書の雄である光文社からなぜ、あの画期的な古典新訳文庫が出たのか。本書は、古典新訳文庫を企画・立案し、社長を説得して実現させ、自ら編集長として刊行の陣頭指揮を執った著者による回想録である。関係者の多くが現役で活躍中なので、気を遣って八方美人的になっていることは否めないが、従来の翻訳に対する強い問題意識はひしひしと伝わってくる。著者は翻訳書の校閲、編集を手掛けるうちに「翻訳調の難解な文章は、実は日本語としての文章表現の未熟さに帰するところが大きい」と気付き、→2019/12/14

Syo

35
これは凄い。 光文社、 あの週刊宝石の、 古典新訳文庫を生み出した 編集者のお話。 涙が出そう。 早速、注文しちゃいましたよ。 綺麗に片付けた本棚に このシリーズを 揃えて行こうっと。2018/11/19

プル

34
某書店トークイベントで、著者のMCを観ている。ご本人の出版イベントには参加をためらってしまった。見た目・雰囲気の第一印象は、バブル時はブイブイ言わせたお兄様な印象。古典に対しての賛美が、著者の今までの人生の懺悔に聞こえる時もあり…どこまでも低姿勢なのは翻訳者への敬意だろうとは思った。ある意味間違いは無かった?著者の凄まじき弛まぬ努力を新たに知る。その時代を一所懸命進み、空き時間に文学少年となり、向上心を忘れず、この場所を開拓し築いていく力を蓄えた。自身の時間を惜しまず注力したご褒美は関係者からの賛美だ。2019/09/22

禿童子

33
週刊宝石の週刊誌記者から翻訳書の編集者と、その振幅の大きさに驚くが、古典文学や思想書・哲学の翻訳本の読みにくさ、難解さに音を上げた経験を持つ身としては、何とも有難い文庫シリーズを作ってもらったことに感謝する。分野は違うが、「翻訳」に携わる立場として、原文に忠実な醜女か不実な美女かという二律背反に、「貞淑な美女」という答えを出すまで、どれほどの苦心と努力が払われているかを知ることができて戦慄する。古典文学の食わず嫌いをやめようかという気になる優れたブックガイドにもなっている。厚いが読みやすい。おススメ。2019/02/26

たまご

31
この文庫ができた時に,光文社??と思ったものでした. 古典新訳文庫立ち上げから軌道に乗るまで,編集長をされていた方の,回顧録であり,今後も読者の視点でいこうという決意の書であり. さすが,全部の文庫をお読みな編集長だけあって,紹介する作品みんな,読みたくなる! ドストエフスキーの「罪と罰」をこの文庫で読んだんですが,そうか,あれでも人物名は格段にわかりやすいのか…,と衝撃を. カントとかニーチェとか,プラトンとか,読んでみようかな,と思った私は駒井さんの術にかかってますね(^^♪2019/01/31

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