内容説明
世界的超ベストセラー小説『バラの名前』(U.エコ)の深遠な迷宮に引かれた11本のアリアードネの糸。はたして、私たちはどこまで踏み込めるだろうか。
目次
『カサブランカ』―カルト的映画と間テクスト的コラージュ技法(ウンベルト・エコ)
はなやかなバラ―エコとナルシシズム(テレサ・デ・ラウレーティス)
本の名前(ルーイス・マッケイ)
書くことへの恐怖、または毒を含んだテクスト(ロバート・イーガー)
目立たぬ蛆虫―『バラの名前』における古代人と近代人(カール・A・ルビーノ)
“モデル読者”と熱力学的モデル(ロバート・アルティジャーニ)
ファラオのポリプに関する不思議な事例と同類の諸問題(ダグラス・パーカー)
意味産出性の一つの倫理(レオナード・G・シュルツェ)
教養小説、または言葉についての言葉についての言葉への序‐言(ユルケン・トラバント)
『バラの名前』―文化の迷宮(ジェームズ・ドフィネ)
隠れた記号を求めて(タチャーナ・スラマ=カザク)
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